わたしのいま

子供を産んで里帰りして、

そろそろ自分達の家に戻ろうとしていたときに震災にあって、水も出ないし、出てからも余震とか原発とかいろいろ不安定な中で慣れない子育てをするのは大変だろうということで、しばらくはそのまま実家にお世話になることにして、少し落ち着いた頃に家に戻ったけど、寒い時期にはそれを理由にまた実家でお世話になって、暖かくなったらまた家に戻って、そんなことを繰り返していたけど、結局、息子を祖父母のもとで育てたいということで、完全に家を引き払って実家に引っ越してきて早一年。

おかげさまで息子は、祖父母だけでなく、近所の方々にも日々気にしていただき、のびのびと育っているわけですが、

わたしといえば、家族の中での自分の存在価値が日々薄れていることから目を背けることができなくなって、

さすがに、

どうにかせんといかん、

と思い、ブログを書くことに至ったわけですが、

なにしろわたしは、

夫の収入で暮らさせてもらっておりますし、

洗濯99%、食事75%、掃除90%、息子の世話80%、息子の遊び相手95%を、

わたしの母が担っておりまして、

わたしといえば、

食事のときに箸を並べたりお皿を出したり、掃除は自分達の部屋のみ、

時々、近所のおばちゃんや母を買い物に連れていくぐらいが関の山で、

まあ、母親という特権だけが、この家の中で唯一みんなから認められていることでありまして、

とにかく、

日々、家族全員からの批判が集中しているわけです。

わたしの性格、というか、性質というのは、

批判されないように頑張るぞ!

という反骨精神より、

批判をどう受け流すか、

という、なんていうか、変にスピリチュアルなところが勝っていて、

またそこが結構優秀なものですから、どんどん事態を悪化させているわけです。

そんなわたしのいまですが、

わたしはどうしたいのか。

まず、

朝は五時半に起きたい。

来月から息子が幼稚園に行くので毎日お弁当ですし、

朝ごはんをわたしが担当しようと思っていますので。

それから、

その為には、23時には寝たい。

あとは、

毎日化粧水をつける。

運動をする。

本を読む。

歯医者に行く。

瞑想や祈りの時間をとる。

いま思いつくのはこんなとこ。

頑張ります。

そして今日の締めは、

震災後に光となっていた言葉のひとつで、

いまも、この言葉を聞くと、気持ちがフーッと明るくなります。

生きていたくなる。

『この世にどんなことが起ころうと、どんな時にもいつも楽々悠々息しつづけよう。

そしてこの心ができた瞬間から、小鳥は楽しくさえずり、花は嬉しそうに咲き、風は爽やかに吹きすぎる。』

野口晴哉